真紀子がんばれ!
先日、お風呂のお湯が出ないお湯が出ないと記事を書きました。もうあまりにもお湯が出ないから毎日露天風呂を使うことを決意!
不倫の恋をあきらめる様に僕はお風呂をあきらめた もう待つのはイヤ! | Fu/真面目に生きる
なのに、なのに。記事を書いた後2日連続でお湯が出たんですよ…。昨日、一昨日と家の風呂に入っちゃいました…
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急にデレてお湯が出た
最近、休みがない上に帰りが遅いという状況。昨夜も一昨日も帰宅が遅くなり、露天風呂に行くのさえ辛い状況でした。もう、面倒くさいからこのまま寝てしまおうかとさえ…
そんなとき、駄目元で家のお風呂の蛇口をひねってみました。
まあ、出ることはないだろうな。出なかったらそのまま寝ればいいや。もう期待なんかしても裏切られし。
そんな気持ちで蛇口をひねりました。
するとですね。出たんですよお湯が。今まで二週間以上出てこなかったお湯が出てきたんです。さらに驚くことに、二日間連続でお湯が出ちゃったんですよ!
もう家の風呂には入らないと決めていたのに…昨夜、一昨日と2日連続で家の風呂に入ってしまいました。ツンツンツンツンツンツンツンからのデレ。あがらうことはできませんでした。
こうやってズルズルと不倫にハマっていくのか
もうまてない。もう縁を切るって決めたのに。気まぐれに感じさせてくれる心地よさ。なかなか離れることができません。不倫もこんな風に泥沼に沈んでいくんですね。
例えるなら。
同じ部署の課長と不倫している26歳のOL真紀子。彼女は結末の見えないこの関係に疲れてしまった。妻とは別れる予定だという課長。恋人はいても年末年始、連休などは一緒過ごすこともできない寂しさ。真紀子は別れを決意した。二人がよくいくレストランに課長を呼び出し、最後の晩餐を楽しもうと計画。
当日は午後半休をとって美容院に行った。髪をセットしてもらい、メイクもプロにお願いした。服は先日課長と一緒に買ったもの。真紀子が好きなブランドの新作だが、まだ袖を通していない。最後の食事にふさわしい。
もう一つ違うのが指輪だ。二人で会うときはお揃いのペアリングをつけることにしている。課長は忘れることもあるが、真紀子は忘れたことがない。
しかし、今日はつけないことにした。なぜなら別れを切り出すつもりだからだ。課長はこの指輪に気がつくだろうか?
最後の晩餐がはじまった。課長はいつもと変わらない。真紀子の化粧や服装がいつも違っていても何もいわない。いや、気づいてすらいない。指輪のことも気がついてないようだ。そういう男だ。
いつものように会話が進む。会社の仕事の愚痴から、家族の話。子供の話を嬉しそうに話す。真紀子は奥さんの話以上に子供の話を聞くのが嫌だった。
奥さんの話なら顔をしかめても問題ない。しかし、子供の話はそうはいかない。無邪気に子供の成長具合をはなす課長。目の前で嫌そうか顔をするわけにはいかない。自分を押し殺しながら笑う真紀子。真紀子はそんな自分もいやだった。
しかし、これも今日で終わりだ。そう思えば自然と笑うことができた。
そして、別れを切り出そうとしたとき、課長がポツリといいだす。
「今度の3連休は女房と子供が実家に遊びに行くから、一緒に過ごせそうなんだ。予定あいてるかな?どこか行きたい場所ある?名前忘れちゃったけど、この前行きたいって言っていた場所とかどうかな?ところで今日ってなんかの記念日だったけ?すごい綺麗だけど。それと、真紀子が指輪してないの珍しいね。俺はいつも忘れちゃうからさ。ごめんね。」
そして、真紀子は考える。うん、別れるのはもう少し後でもいいかな。様子をみてみよう。って。そして、バックに入れていた指輪をそっとはめる。
我思う故に我あり
真紀子あかん!別れなあかん!俺も頑張って家の風呂と縁切るから、お前も頑張るんや!
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