ふたり仲良く卒業〜11年間勤めた会社を卒業しました!彼女が大学を卒業しました!

突然ですが先月末(2016年9月末)で10年間勤めた会社を辞めました。

また、偶然なんですが同じ日にベトナム人の彼女が無事に大学を卒業しました。

二人揃っての卒業です。わ〜い。

ということで、本日はせっかくなので会社を辞めた理由などを書いておこうかと思います。

11年間勤めた一部上場企業を辞めました

僕が入社したのは2005年の4月。大学院を卒業し、大学からの推薦で内定をいただきました。

僕は就職活動がなかなか上手くいかず、6月頃にやっとの思いで内定をゲット。ホッとひと安心したのを覚えています。

ありがたいことに一部上場企業の内定。

めちゃくちゃ給料がいいというわけではありませんが、世間一般から見たらそれなりの給料を頂いていたんじゃないかと思います。就職してからお金に困った記憶はありません。

そんな会社ですが、10年勤めた末に辞めることを決意しました。

辞める決意をしたには色々理由があります。

①仕事の内容がそんなに好きではなかった

そもそも仕事の内容があまり好きではなかったのです。

ああ、なんということでしょう。

僕が勤めていたのは中堅のプラント会社。

知らない人のために説明すると、ブラントとは生産設備や大型機械のことを指します。石油プラント、発電プラント(発電所)、化学ブラントあたりがわかりやすいかと思います。

一般の人はプラントという言葉に馴染みがない人が多く、「植物に関係あるの?」とかよく聞かれます。どちらもスペルは「plant」で紛らわしいんです。

僕はプラントの設計や、現場の施工管理を行ってました。俗に言うプラントエンジニアです。

毎日図面を描いたり、チェックしたり、機械の構造を理解するのが仕事です。

これが想像以上に苦痛でした。

どうも僕は物づくりがそんなに好きではなかったようです。入社して半年くらいで気がつきました。

プラントエンジニアという人種は、機械や大きい設備をつくることに喜びを感じます。自分が設計した設備が予定通りに動くとアドレナリンかドバドバと出て歓喜するんです。

僕はそういうのにあまり興味が無く、なんだかテンションについていけなかったんですよね。

どちらかというと、大きい機械が動くことよりも、キュウリの漬物が美味しくできた方がテンションが上がるタイプたったのです。

仕事の内容が好きじゃないんだからしょうがないですよね。これ以上キャリアを積んでも活かしようがないので、辞めることにしました。

詳しくは別記事に書いてあるので、よかったらこちらも読んでみてください。

②拘束時間が長すぎる

めっちゃめゃち拘束時間が長すぎるんです。

これはうちの会社だけでなく、プラント業界全体に言えることなんですが、残業は当たり前。案件によっては数ヶ月ほとんど休みがないこともあります。出張も多く、九州くらいなら飛行機で日帰り出張なんかもザラです。

同業他社の話を聞くと、夜中12時を超えるまで残業するのがデフォルトのような部署もありました。

プラント業界のエンジニアは、忙しすぎて平均寿命が短いなんてブラックジョークを聞いたこともあります。

うちの会社はまだまだマシな方だったかもしれません。抱えている仕事次第ですが、定時に帰ることもできました。

僕の場合は出張が結構キツくて、一ヶ月の半分くらいは外出。出張するときは早朝出発、深夜帰宅。出張中は外食で出費が多くなるのに手当は安い。出張するほど仕事は溜まって、お金も減っていくというデススパイラル。

出張移動中は時間を自由に使えますが、乗り換えなどを考えると使える時間は限られてきます。

色々工夫しながらがんばってみましたが、仕事の負荷が上がるにつれ、自分の時間が確保できなくなっていきました。

自分の時間が確保できないんだからしょうがありません。仕事のために生きてるわけではないので、会社を辞めることにしました。

③健康面でキツくなってきた

健康面で「あ、コレ以上やったらやばいな」となったのです。

去年、半年間ほどベトナムのホーチミンに駐在しました。初めての海外で現場の施工管理者。お客さんや協力会社にも恵まれ、楽しくやりがいのある仕事でした。

良い経験だったんですが、あまり休みがなく、体力的にはかなり辛かったです。

帰国してたら帰国したですぐに新しい案件を担当し、休まる時間がありません。

とくに今年の梅雨頃から頭痛がひどく、布団に入ると寝付けない日々。週末のどちらかを布団の中で過ごすような感じでした。

病院に行っても頭痛の原因はストレスですねと言われました。「あ、これ以上やったらそのうち鬱病になるな」と思い、サッサと会社を辞めること。

病気になりながら頑張るという選択肢もありましたが、まっぴらゴメンです。健康が一番です。

生命の危機を感じたからしょうがありません。健康のために会社を辞めることにしました。

④会社に色々違和感をおぼえた

会社に色々違和感をおぼえてしまったのです。

それなりに大きい会社なので社是、ミッションステートメントのようなものがあります。

あるんですけど、それを活かされてる気がしません。

重要になるのは経営目標や、部の数値目標ばかり。

立派な経営目標や部の方針が決まっても、とても無機質で全然想いが感じないんですよね。

「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という中国古典のことわざがあります。

小人物には大人物の考えや志がわからないという意味です。

もしかしたら無機質に感じた経営目標の中にもしっかりとした想いがあったのかもしれません。僕が未熟で、それを感じ取れなかったのかもしれません。

真実はわかりませんが、違和感を感じてしまったのは事実。

単に会社が存続するために頑張るのは意味を感じなかったので、会社を辞めることにしました。

⑤彼女との今後を考えて

冒頭にも書きましたが,僕にはベトナム人の彼女がいます。彼女はホーチミン在住で、遠距離恋愛中です。

偶然なんですが、僕の退職日と彼女の大学卒業式が一緒の日でした。知らなかったんですが、クラスの学級委員長とかしていたようです。
卒業式

できればこれからの人生も彼女と一緒に歩んでいきたいのですが、今の会社に勤めていたら色々難しいなと感じました。

仕事が忙しく、まとまった休みもなかなかとれません。彼女が日本に住むことになったとしても、今度は僕がどこかに飛ばされるかもしれません。

会社と彼女。天秤にかけるまでもありません。

彼女との今後を考えて、とりあえず会社をやめることにしました。

まとめ:人生を自分のために使いたくなった

色々書きましたが、簡単にまとめると人生を自分のために使いたくなったのです。

自分か嫌いなことや苦手なことをやるのではなく、自分か好きなことをやりたい。

時間は他人の幸せのためではなく、自分の幸せのために使いたい。

元気があればなんでもできる。命を削る人生なんて嫌だ。

小さくてもいいから自分の志がある生き方をしたい。

会社に勤めることは人生の手段であって、目的ではありません。

人生を自分のために使いたくなったので、会社を辞めました。

我思う故に我あり

ちなみに人間関係ではほとんど苦労しませんでした。

同僚やお客様、取引先にはとても恵まれていたなと感じています。

少なからず迷惑をかけてしまいましたが、みなさん快く送り出してくださいました。ありがとうございます。

とりあえず会社を辞めましたが,これからどうしようかという明確なプランはありません。

別の会社に就職するかもしれないし、ベトナムに移住するかもしれません。会社に所属しない生き方も模索しています。

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