昨日の記事で、11年間勤めた会社を退職したと報告しました。
色々な人から祝福、応援のコメントをいただきました。ありがとうございます!
さて、ここから本題。
記事の中で、「入社から半年くらいで、仕事の内容がそんなに好きではないと気がついた」、と書いたところ、ある方から転職活動すればよかったのにとコメントいただきました。
たしかに、一理あります。
なんで転職活動しなかったのかなと考えてみたら、気がついちゃいました。
ああ、これはだめんずにハマって別れられない女性の言い分と一緒だなと。
もくじ : タップで該当箇所にジャンプ
あの人は良いところもあるの!
良いとこばかりに目を向けて、問題点から目を逸らしていました。
仕事の内容がそんなに好きではなかったと書きましたが、全てが嫌いだったわけではありません。
たしかに、仕事の中で自分には合わない、嫌いだと思える部分もありました。
しかし、一方で自分の性にあってる、やっていて楽しい、この会社好きだと思えた部分もあったんです。
すると不思議なことに、今の自分を正当化する気持ちがはたらきます。
例えば、誰かに仕事の相談をしたときに、転職を勧められたとします。
転職した方がいいのかなと思う気持ちがあっても、口から出てくる言葉は違うです。
「いや、でも。こういう良いところあるんだよ」
言い換えてみましょう。
「たしかにあの人にはこんなダメなところもある。そんなことはわかってる!でも、こんな良いところもあるの。だから、簡単に別れられない!」
まさにこんな状態です。
仕事や会社の良いところばかりに目を向けて、一番大事な問題点をしっかりと見ることができてなかったんですね。
あの人は私のことを必要としてくれるから!
自己肯定感が低かったんです。
この仕事自分には向いてないかな〜、と思いながら10年くらい働いていました。
そんな状態でも、会社は僕のことを必要としてくれていました。
大きな仕事も任せてくれます。
仕事が途切れることはありません。
上司もフォローしてくれます。
わざわさお金を払って、社外講習にも参加させてくれます。
不思議なもので自分を必要としてくれると感じると、どんな状況でも嬉しくなります。
例え転職しても、転職先の会社が自分を必要としてくれるかわかりません。
だったら、多少の問題には目をつぶって、必要としてくれる会社に居続けようという気持ちでした。
「あの人はこんな私でも必要としてくれるの。あの人には私が必要なの!」
ああ、なんて自己肯定感が低いんでしょう。
あの人は変わってくれると信じてる!
もしかしたら、このまま頑張れば状況が変わるんじゃないかと期待していたんです。
入社して半年くらいで、この仕事は自分に合わないかもと感じました。
しかし、他の部署に異動したら何か変わるかもしれない。
仕事の負荷が下がればもっと心に余裕ができて、楽しいと感じるかもしれない。
転職しないでこのまま頑張れば、未来は変わるかもしれない。
もしかしたら、もしかしたら。
可能性は低いとわかっていながら、その低い可能性を信じていました。
「大丈夫。あの人はきっと変わってくれる。私は信じている」
相手に変化を求めるのは難しいです。自分ではコントロールできません。
そんなことも理解しないで、自分を変えず、相手が変わる未来ばかり信じていたんですね。
我思う故に我あり
会社を辞めるか悩んでいる人かいたら、今度からこの例え話をしてあげようかと思います。
「転職」って言葉は人生の一大事に聞こえますが、「だめんずの恋愛相談」ならめっちゃ軽い。
逆に自分の状況を上手く客観視できるんじゃないかな。
結果的には転職活動もしないでずるずると11年間お世話になってしまいましたが、全然後悔はしていません。
振り返ってみると良い会社でした。
ただ、定年まで勤めていたら後悔していただろうなという気持ちもあります。
ちょっと勇気を出して会社を辞めてみて良かったなと思います。
あ、これもだめんずと上手く別れた女性の感想と同じかも。笑
こちらの記事もどうぞ
・ふたり仲良く卒業〜11年間勤めた会社を卒業しました!彼女が大学を卒業しました!
スポンサーリンク