今日は南清貴さんの『頭のいい人は亜麻仁油を飲んでいる! 結果が出る食事術』 (講談社biz)から。最近、亜麻仁油などオメガ3のオイルを積極的に摂るようにしている。今までも油には気をつけていたが、ちゃんと意識して摂取するのは久しぶりだ。
今使っているのは亜麻仁油ではなく荏胡麻油。どちらもオメガ3が豊富な油だ。意識的に摂るようにしだしてから一週間程度だが、すこぶる身体の調子がいい。
実はこの本は発売当初に読んでいる。今回は復習のために再読。前に読んでから時間がたっているせいもあり、付箋を貼りまくる結果に。
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穀物と豆は「黄金の食べ合わせ」
それが穀物と豆を2対1の割合で食べ合わせるだけでほぼ無駄なく全部摂れてしまいます。
しかも同じ組み合わせでエネルギーのもととなる糖分とエネルギー化に必要なビタミンB群も摂取できますから、まさに「黄金の食べ合わせ」
食生活改善の語呂合わせとして「まごはやさしい」というのがある。食べるべき食材の頭文字をとった語呂合わせだ。
まめ=豆類
ごま=種実類
わかめ=海藻類
やさい=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さかな=魚介類
しいたけ=キノコ類
いも=芋類
著者は豆類と穀物の食べ合わせを推奨している。豆類と言えば納豆が思いつくが、家庭でも結構簡単にゆで豆が作れる。
個人的にオススメなのはひよこ豆。クセもなく、煮物に入れて甘辛く煮てもいいし、そのまま食べても止まらなくなる。
お気に入りのストウブの鍋でゆでるが、一時間ほどで完成する。他の鍋では試したことがないが、ある程度密封性が高い鍋なら同じ様にできるはずだ。
☆作り方
1.鍋に豆を入れる
2.豆の3倍程度の水を入れる
3.沸騰してら弱火にする
4.1時間程度たったらゆで具合みながらお湯を足したり、蒸発させる
※途中で軽く塩をふっておくと、そのまま食べても美味しい豆ができる
食べるリズムが大事
朝四時から十二時までの午前中は「排泄の時間」です。
この時間にはあまり大量に食べてはいけません。朝はフルーツ程度でいいのです。
十二時から二十時は、もっとも「食べるのに適した時間」です。
この時間帯に、一日で必要な栄養素を摂り込む。
二十時から翌日四時までは、「同化の時間」です。
この時間帯は、飲食は控えた方が賢明です。なぜなら、新しい体を作る再生時間だからです。再生にエネルギーを集中させるためにも消化器には負担をかけないことが大事です。
これの通りに過ごすと、朝は果物だけで過ごし、十二時にお昼を食べて、二十時までに夕食を食べるということになる。僕も家で過ごす休日はこれに近い生活をしている。朝はその時の気分によって決めるが、果物と豆乳だけで意外ともったりする。
しかし、休日は可能だが、平日はなかなか難しいのが現実ではないだろうか。特に残業があると二十時までに夕食を終わらせるのは難しい。
そんな時にオススメなのが手作りのおにぎりだ。定時後におにぎりを食べておけば残業中にお菓子をつまむこともないし、帰宅してから軽くおかずを食べるだけで満足できる。
お弁当を作る習慣がある人は一緒に残業分のおにぎりを作ってしまうといい。僕も残業しそうだなという時は毎回おにぎりを作っていく。コンビニのおにぎりでは体に良くないし、具も限られてしまう。自分で作った方がコントロールできるし経済的だ。
個人的におすすめの具はこちらの納豆昆布。新宿伊勢丹で買ってきてストックしておく。ちなみに「納豆」と書いてあるが、実際に納豆が入っているわけではない。
おにぎりにする時は納豆昆布と鰹節、醤油を混ぜてつくる。また、納豆昆布は他にも使い道が多数あり、とても応用がきくので別の機会に紹介したいと思う。
体にいいものを食べるメリット
著者は体にいいものを食べるメリットとして、次の11個をあげている。
意外だったのは6の視力の低下と眼精疲労を防ぐ点だ。
僕の視力は裸眼で1.5程度。たまにかけているメガネはほぼ伊達眼鏡だ。これが普段気にしている脂のせいかはわからないが、確かに目にはよさそう。
ただし、睡眠の質による二次的な効果も大きい気がする。よく眠れるから目の負担がすくないと。
ちなみに目のトレーニングには、『2週間で目が驚くほど良くなる本―読むだけで速効!視力回復トレーニング』 (王様文庫)に書かれている運動がおすすめだ。どこにいても、いつでもできる。
亜麻仁油は脳にいい
その油の内訳は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がおおよそ「一対一」の比率といわれています。要するに、脳を構成するベースは必須脂肪酸なのです。
脳が脂でできているという考え方はなかった。著者はエネルギーとなるブドウ糖だけでは脳を動かすことは不十分だと述べている。脳を効率よく働かせるためには脂肪酸が必要だと。やはりオメガ3の油は積極的に摂取する必要があるなと実感した。
食事中は水を飲まない
その理由は、胃の中の消化液が薄まり、消化能力が落ちてしまうからです。
いちばんやってはいけないのは、食事中後に牛乳を飲むことです。
食事中の水分摂取に関しては気をつけておこなっている。味噌汁はどうなんだろうと思いながら…
気にし出したのはこちらのほんのおかげ。この本の中でも食事前後の水分の取り方について書かれている。この本に10年前に出会って無ければ、今の僕の体型は維持できなかっただろう。この本の紹介は後日日を改めて。
食事中に水ではなくお茶を飲む人も多いのではないか。ただ、食事中の水分がそんなに必要だろうか?特に意味もなく習慣で飲んでるケースが多いのではないか。
水分を摂ることによってえられるメリットが大きいならやめることは困難だろう。ただ、意味もなく習慣で飲んでるだけなら一度やめてみてはどうだろうか。
夜の会食での注意点
体のリズムを崩さないように、著者は会食で次のことを気をつけるようにと述べている。
同じ動物性の肉でも、豚と鶏ではちがうタンパク質ですから、同時に食べてしまうと、それだけ消化分解吸収に時間がかかります。
そして、動物性タンパク質と炭水化物を食べ合わせないように気をつけること。
動物性のタンパク質と炭水化物を食べ合わせると、胃の中の食物滞留時間が必要以上に長くなってしまうことにも注意が必要です。
さらに別のページでは肉の分解に時間がかかる理由をわかりやすく解説している。
魚も含めて動物の肉は、動物自体が高度なシステムの中でつくりあげた彼らのタンパク質ですから、それを人間のタンパク質に変換するには、すべてバラバラに分解してからでなければなりません。
食い道楽としては、これを毎回実践するのは厳しい。美味しい料理を出してくれるお店で、健康に気をつかいすぎて食べたいものが食べられないのでは、なんの為に生きているんだと思ってしまう。
ただ、料理が美味しくない時や、気乗りしない飲み会の時には実践する価値はある。大して食べたくもないものを食べて、さらに健康を害するなんて目も当てられない。
知識としてはおぼえておき、ケースバイケースで実践するべきだ。
甘いものを欲している時
そこにビタミンCを補うことをせずに砂糖をとってしまうと、欲求が過剰になって止めどなくなってしまいます。
甘いものが食べたくなったときは、新鮮なフルーツを食べてみると強い欲求はたいがいなくなりますので試してみてください。
なにかの本で読んだ覚えがあるが、昔は砂糖などの甘いものはなく糖分といえば果物だった。体はその時の記憶があり、果物にふくまれるビタミンがたりないと「甘いものを食べたい」と信号を出すそうだ。
たまに甘いものを食べる分には問題ないが、毎回ではビタミンが不足してしまう。仕事中に甘いものを食べるクセがある人は、職場に果物をもっていってはどうだろうか。バナナや柑橘類なら比較的持ち運びも楽なはずだ。
40代になったら生食を意識する
40代になるとピーク時から10パーセントぐらい細胞が減ると言われているそうだ。そのため加齢と共に食事量を減らしていった方がいい。また、細胞が減りだすと同時に、体内の酵素も減少していく。
そのため、40代になったらそれまで以上に生食を摂取し、酵素を体内に取り入れるようにと主張している。酵素は摂氏48度程度で壊れてしまうので、加熱処理した食事ばかりしていると酵素を補充できないそうだ。
食事の習慣は中々変えることは出来ないので、30代のうちから生食も摂るように心がけていった方が良いだろう。
我思う故に我あり
ブログに書いた以外にも食事に役立つ情報が満載だ。最近疲れやすいなと思う人や、脂肪が気になる人、健康診断で良くない結果が出た人には是非読んでほしい。
また、巻末にはレシピやおすすめの食材が載っているので、料理好きの人はそれも楽しめるはずだ。
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