海外駐在先で外国人部下に一目おかれる2つのコツ

今はホーチミンでタイ人のエンジニア、ベトナム人のワーカーと一緒にやんややんやと仕事してます。

基本的には彼等に指示を出して働いてもらう立場にいます。また、僕の方が数倍給料が高いです。こういう関係だと何人かからは反発されたり、文句を言われることがあります。

ブーブー文句言う気持ちもわかる

ブーブー文句をいう外国人。自分の立場で考えてみれば彼等の憤りも十分わかります。

自分の方が働いているのに、何もやっていない上司の方がなんで給料が高いんだ!なんで暑い中汗水垂らして働いている俺より、クーラーの効いている部屋で仕事しているあいつの方が給料が高いんだ!

そんな文句は日本人同士でもありますよね。相手が外国人ならなおさらです。日本人ってだけでなんであんな無能な奴が偉そうで、給料が高いんだ!。そんなことを言いたくなる気持ちはわかります。

外国人と接するコツ

衝突した時に下手に出て媚びようと思えばいくらでも媚びることはできます。でも、それでは意味がありません。彼等に自分を認めさせ、気持ちよく働いてもらう必要があります。

そんな外国人との接し方に関して、悩んでいた時期がありました。そんな時、ベトナムに長く駐在している人生の先輩から良いアドバイスをもらいました。

外国人に自分を認めさせ、気持ちよく働いてもらうコツは2つ。

まずひとつ目は、専門分野に関して圧倒的知識をもつ。

ふたつ目は、相手が困っていることを解決してあげる。

ふたつともできるのが理想的ですが、ひとつを満たすだけでも十分彼等の心を引きつけることができるそうです。

ひとつ目の圧倒的専門知識に関しては説明がいらないかと思います。圧倒的専門知識があれば彼らより給料が高い理由、上下関係がハッキリとします。

ただし、一方で簡単にできないという点もあります。日本人の企業で仕事をするくらいだから、国内でも比較的優秀な人材が集まるんです。そんな彼等に専門知識で勝つには限界があります。

だから、いきなりの人事異動で海外に飛ばされた人が目指すべきはふたつ目のコツ。彼等の悩みを解決してあげるんです。

彼等の悩みを解決してあげよう

彼等の悩みを解決してあげる。言いかえると彼等の悩みに関して、決断を下してあげるとなります。

彼等がいくら優秀でも問題に直面することはあります。どちらの選択を選べばいいのか。答えがでる問いなら調べればいいですが、仕事には答えがない問いが多くあります。

そんな時に彼等は決断をすることができません。なぜならいくら優秀でも、責任をとれる立場にないからです。

そんな時は彼等に変わって決断を下してあげましょう。これはエンジニアなどの専門職だけでなく、事務員や工場のスタッフなどにも有効です。彼等に変わって決断を下すことで、彼等の信頼と感謝を勝ちとることができるのです。

日本人と根本的には同じ

読んでもらってわかると思うのですが、基本的に日本人の部下と接するときと同じですよね。(まあ、僕は部下ってもったことないですが)

専門知識で勝てない上司は、その知識量に尊敬してついていく。

他部署出身や畑違いの上司でも、自分が悩んでいる案件にしっかりと決断を下してくれればついていく。

日本人でも外国人でも、どんな上司についていくかは同じなんです。

我思う故に我あり

偉そうに書いてますが、僕も全然実践できていません。あと二ヶ月ほどでプロジェクトも終わり帰国する予定。残りの期間でできるだけ良い関係が築けるよう頑張りたいと思います。

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