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【食レポ】日本料理 幸庵(こうあん) 藤沢でミシュラン3つ星を人生初体験!

昨日人生初体験!

ミシュランに掲載されているお店に行ってきました!

確かにいつも食べている食事よりは高額ですが、値段以上の価値を感じました。

藤沢の「幸庵」さんに行ってきました!

今回行ったお店は神奈川県の藤沢にある幸庵。

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知人に連れられるまま行きましたが、初めてのミシュラン。

それも3つ星のお店ということで、2週間くらい前から指折り数えていました!

会社がある勝どきからは電車で一時間少しでしたが、全然苦にはならず。

藤沢駅から歩いて7分程度。

ついに来ました幸庵。

ミシュラン3つ星。 P1020840 やはり外観も周辺のお店とは雰囲気が違います。 P1020837 周りに高級なお店が並ぶという感じではないので、特に目立ちます。

目の前には昔ながらの古いラーメン屋があったり。 道を一本隔ててこんなに違うとは。

余談ですが、思いのほかこのラーメン屋が美味しそうで。

一緒に行った人も「なんかこのラーメン屋旨そうだなと」とつぶやいていました。

料理の味だけじゃない!季節の演出

伺ったのは2月だったので、節分を意識した演出があちらこちらに。

まずは料理の前に出てきたお茶。 P1020844 梅昆布茶なんですが、梅の形に切り取られた昆布が一枚。

器も福を意識した柄。

そして驚いたのが器の飲み口。 見て下さい。

「福」と書いてあるんです。 P1020845 この飲み口から飲んだらまさに「福は内」 こんな演出のためにわざわざ器を用意して。

これは予想以上の価値ある食事になるなと直感しました。

お酒を選ぶのさえワクワク

せっかくなのでお酒も飲みたいなと思いメニューを見せてもらったんですが、メニューには載ってないお酒があると。 P1020848 好みを伝えると日本酒の瓶をずらっと待ってきてくれました。 P1020849 日本酒には詳しいわけではないんですが、見たことないものばかり。

一緒に行った人は僕よりも日本酒に詳しかったんですが、その方も知らない銘柄。

今回選んだのはこちらの「ゆり」 P1020850 会津の鶴乃江酒造の日本酒。

こちらは母子で作っている蔵元とのこと。

調べてみたら酒造技能士の母親と、酒造学を学んだ娘さんだそうです。

この「ゆり」も娘さんの名前から。 女性が作っただけあって、女性にも飲みやすい日本酒とのこと。

実際呑んでみると上品で飲みやすく、ガバガバ呑めてしまいそうな印象。

今回は料理の味を楽しみたかったので二人で1.5合に抑えました。

お店の方が酒屋さんに「今後入手困難になるかも」と言われたそうです。

興味がある方はお早めに。

日本酒を飲む際のお猪口もズラッと出てきた中から選ぶ方式で。 P1020846 こういうの大好きです。

どのお猪口もあじがあるデザイン。

僕は真ん中の盃のようなお猪口にしました。 ちなみにお酒以外にもソフトドリンクの中で気になる飲み物が。

名前はローヤルブルーティー。 P1020847 洞爺湖サミットで使用された緑茶で、ワイングラスに入れて提供されるそうです。

先付

先付は独活(うど)、ふき、ホッキ貝の上に加減酢の煮こごりと木の実をあしらったもの。

P1020852

P1020853

P1020854

加減酢って名前が聞き慣れていなかったので後で調べてみたら、お酢に出汁や砂糖、醤油などで味を調整したもの。

煮こごりにするためにはゼラチンを使用していた。

お酢を使う料理だと酢の物を思い出すが、酢の物みたいにツーンとした酸味がない。

酸味が強くなく、味付けも薄目だが出汁のおかげで旨味を感じた。

加減酢の煮こごりがジュレの様に食材に絡まっているので、薄味でも美味しいし水っぽくない。

なかなか一人暮らしで酢の物なんかは作らないが、機会があったら試してみたくなる。

あとは料理もさることながら器で目を楽しませてくれる。

飾りの様な豆もしっかり煎っていて美味しい。

皆さんも節分の豆が残っていたら是非煎ってほしい。

一手間加えるだけで美味しさが全然違うはずだ。

椀物

運ばれてきたお椀の柄を見て素直に綺麗だなと。

P1020855

蓋を開けると出汁の良い匂いが立ち昇る。

最初に目に入るのは四角くて平べったい白い物体。

P1020856

これは湯葉を焼いたもの。

湯葉と言えば生でできたてを食べるのが美味いという印象がある。

焼いた湯葉は初めてだ。

原料が大豆だけあって焼くと香ばしい香りが。

湯葉の下には大きな海老が二つと黒い物体。

P1020857

海老は軽く透き通っていて身に弾力がある。

これだけ透き通ってるってことは、生で食べても美味しいエビをレア気味に仕上げただろうか。

それとも海老の種類によるのか?

そして、黒い物体はふきの豆腐。

ふきの豆腐なんて食べるのはこれが人生初で最後になるのではないだろうか。

味の感想としては少し苦味が。

汁の味に気がまわって、あまりふきの豆腐は印象に残ってない。

汁は薄味で上品。

味付けが濃いと口の中で深く味わうこともないが、こういう出汁が上品なものは深く味わいたい。

舌に神経を集中しまくると、やっぱり違う様な気がする。

これにもう少し塩気を足して、山の上で一人静かに飲みたい。

お造り

ヒラメのお造り つくね芋と山芋のとろろのせ 花わさび添え

P1020858

つくね芋は初めてだったが、調べてみたら長芋の一種らしい。

普通の山芋に比べて丸く、つくねの様な形なのでつくね芋と。

味は山芋に似てるが、粘り気が強い。

粘り気が少ないと盛った時にダラッと崩れてしまうが、こちらはふんわりと形を保っている。

粘り気が強い証拠だろう。

これに合わせる醤油がまた美味しかった。

長野県の小宮山醤油。

P1020859
天然醸造と国産原料にこだわって 味噌 醤油 米こうじ 醸造元

平成24年度全国醤油品評会で3度目の農林水産大臣賞を受賞した逸品。

醤油を舐めてるだけで美味しい。

しょっぱいわけでもなく、西方面の醤油の様に甘いわけでもなく。

ただ、ただ美味しい。

幸庵の料理長が醤油マニアらしく、その料理長が選んだ逸品。

どうも調べてみると一般には出回っていないらしい。

地元まで行けばあるいは・・・

誰か長野県佐久郡の人買ってきてください。

これをお造りの上からかけて、軽く混ぜて食べる。

つくね芋の粘り気が強いおかげでヒラメの身によく絡む。

一体になって味を運んでくれる。

器も趣があったので裏返してみたら「嵐山」の文字が。

P1020861

聞いてみたら尾形乾山がどうのこうのと。ここら辺はメモが曖昧だ。

尾形乾山の器なら無茶苦茶高いんじゃね?

P1020862

八寸

P1020863

太刀魚酒塩焼き

太刀魚はタダでさえ身が柔らかいのに、酒塩焼きにすることでさらにフワフワ。

箸で持ち上げるのも難しいくらい。

どうやって綺麗に皿に盛ったのだろう?

酒塩焼きは実践したことがないが、ネットで調べてみたらとても簡単だ。
酒塩焼き – Google 検索

酒と塩を振って10分間おいておく。

塩焼きに一手間加える程度。

それでこんなにフワフワになるなら、是非今度試してみたい。

揚げほろいも

メモには「ほろ芋」と書かれていたが、どうもネットで検索かけても出てこない。

もしかしたら名前が違うかも。

こちらの芋も初めての味だった。

サツマイモの先っぽの方みたいな。繊維がたっぷりなところ味に似ていた。

多少の苦味や渋み、泥臭さみたいなものがあるが、揚げているせいで嫌な感じではない。

むしろ個性的な風味が香ばしくて、また食べてみたいなと思ってしまう。

菜の花

(味付けはわすれました)

これはあまり記憶にない…

穴子の恵方巻き

節分ということで恵方巻き。

流石に一本丸ごと出てこなかった。

一本丸ごと食べたいなと思いながら胃に入れた。

庄内あさつきとホタテの玉味噌和え

庄内アサツキが辛めなため、甘目の玉味噌で和えていました。

P1020867

玉味噌も食べるのは初めて。

玉味噌は白味噌、砂糖、日本酒、みりん、卵黄などを混ぜて湯煎しながら水分をとばしていくようだ。

卵と砂糖だけだと甘いだけだが白味噌が入ることで甘辛くなり、料理として成り立っている。

玉味噌も作るのに多少の手間がかかるが、作り方は簡単そうなので作ってみよう。

味噌田楽、ふろふき大根、ぬたなどに使えるようだ。

椀盛

金色に輝くお椀を開けてみるとそこには…

P1020869

鴨だ!

こちらは鴨ロースと上州ねぎ椀盛です。

P1020870

野菜に良い味が染み込んでいるところも美味しいが、やっぱり鴨。

ローズピンクに仕上がっていて、口に入れるとしっとり。

ローストビーフとかローストポークは上手く作れるようになったんですが、まだ鴨には手を出してません。

今度鴨肉の塊を買ってきて、ロースト鴨を作ってみよう。

豚肉とかは大体70〜80度の温度で仕上げると綺麗なローズピンクになりますが、鴨も同じかな?

お椀の豪華さに負けない力強く豪華な一品でした。

ご飯

シラス、フキノトウ、花鰹のお茶漬け

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シラスと花鰹と出汁の旨味が重なります。

フキノトウは乾燥させたもの。

乾燥させることで旨味と苦味が凝縮されています。

苦味がアクセントになり、全体として単調な味になるのを防いでいるのかなと。

香の物も美味しい。

佃煮の昆布も今まで見たことがない位に肉厚で、もう立派なおかず。

P1020872

食べ終わったところでお店の人から「おかわりいかがですか?」の一言が。

ここからのサービスが他の店との違いだなと感じました。

まずは出てきた器。

先程の器と違う。(撮影し忘れる)

あ〜新しい器に変えてくれたんだ位に思って蓋をあけた。

器だけじゃない。中身も変わっていた。

今度は椎茸の佃煮のお茶漬け。

P1020875

この椎茸の佃煮はお店のお土産でも売っているとのこと。

この椎茸の佃煮だが、肉厚の椎茸が旨いのもさることながらピリっとした辛味が食欲をさそう。

「さんしょうが入っています」と言われたが山椒ではなく花椒のほうではないかな?

舌を刺激する辛さのおかげで、コース終盤でも箸が止まらない。

麻婆豆腐や棒棒鶏に使われる魅力的な辛さだ。

二杯目を食べ終えたところでお店の人から衝撃の一言が。

「おかわり大丈夫ですか?」

え、マジっすか?

一杯目、二杯目が同じご飯だったらここでやめていただろう。

だが、個人的には一杯目より二杯目方が抜群に美味しかった。

迷わず「あ、まだ全然食べられます」と答えてしまう。

そして運ばれてきた三杯目。

器は一杯目と同じ。

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まさか中身は一杯目と同じでは…

そう思って開けたが、さすが3つ星。期待を裏切らなかった。

フキノトウの辛煮とつくね芋のトロロ茶漬け

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辛煮はフキノトウを醤油で煮て水分を飛ばしたもの。

佃煮と違って甘みはない。

フキノトウの苦味と醤油の塩辛さ。

つくね芋お造りの時にも出てきた粘り気の高い芋。

この芋が出汁と混ざってゆるくなり、ズルっと胃の中に入る。

フキノトウの辛煮が淡白なつくね芋に旨味を加える。

一杯目は印象が薄く、二杯目でインパクトのある味。

三杯目でも美味しく食べられるような工夫。

多分、二杯目と三杯目は即興でつくってるんですが、まるで最初から計画のうちみたいな献立。

仕事でもそうですが、できる男は二の矢、三の矢を用意しているなと。

ちなみに流石に四杯目はないと思います。

みなさん幸庵さんに行く時はデフォルトは2杯目くらいで。

3杯目はかなりレアなケースかと思います。

お茶菓子

うぐいすきな粉のわらび餅

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緑色だが抹茶の色ではない。このきな粉はうぐいすきな粉と呼ばれるものだ。普通のきな粉は大豆を使っているので黄色だが、うぐいろきな粉は青大豆を使うことで、写真のような緑色をしている。

わらび餅は一時間以上練っているため、かなり滑らかで粘り気がある。市販のわらび餅のようにブツンと噛み切る様な固さや、歯ごたえのないやわらかさではない。プルンとしたやわらかさと、モチっとした粘り気がある。上にかかっている蜜も滑らか。

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食べる時の道具は写真の様に片方がナイフ状になっている。これを箸の様に使いながら切って食べる。

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お茶

茶懐石ということでお抹茶が。茶器が思っていたよりゴツい。茶器は詳しくないが、こういうのは珍しいのではないか。

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氷菓

酒粕のアイス 紅ほっぺ添え

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先ほどお茶菓子が出てきたのに最後に氷菓が。甘いもの好きにはたまらない。このアイスは珍しく酒粕を使用したものだ。またこの酒粕は獺祭という日本酒のもの。獺祭はここ数年有名になったので知ってにる人も多いと思う。

食事中に酒粕の話題が出たたのを店員さんが聞いていて、わざわざこの酒粕アイスにしてくれたらしい。こういうのにホスピタリティを感じる。

ちなみに獺祭の酒粕はアマゾンなどでも購入が可能だ。一度買ったことがあるがとても香りが良い。酒粕で作るホワイトソースなども美味しい。

まとめ

今回紹介したコースは夜の3つのコースの中で一番下(8,600円)のものだった。それでもとても満足のいくものであった。季節を上手く取り入れているので、毎月行っても飽きないだろう。再度利用する場合は今回の予約者の名前を言ってくれれば料理が被らないようにするとも言っていた。

今までミシュラン掲載店は高級だし、自分が食べに行くことは無いと思っていた。しかし、今回の経験で普段の飲み会の回数を減らしてでも行きたいと思うようになった。

残念なことに幸庵は今月で一番下のコースをやめ、上位2コース(13,200と18,000)だけでの営業となるそうだ。HPを見たら一番下のコースが気消えていたので、もしかしたら前倒ししたのかもしれない。興味がある人はお店に問い合わせてみてください。料理が美味しいとお酒は少しで満足できるので、1万円くらいあればなんとか体験できるかと思います。

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