夢をかなえるゾウ 最終課題の前に  

ついに物語はクライマックスへ向かう。

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ガネーシャは、今まで課題をこなしてきた主人公に厳しい言葉を投げかける。
ワシが教えてきたこと、実は、自分の本棚に入ってる本に書いてあることなんや。ワシの教えてきたことには何の目新しさもないんやで。
 
自分、この本最初に読んだ時、今と同じように興奮してたんやで。変われると思って自信持っとった。なんでかわかるか?
 
それはな、本に期待してたんや。『この本なら僕を変えてくれる』そう思うとった。だから興奮してたんやな。
自分も今までの課題を思い返してきた。多分、主人公だけでなく自分の本棚にある本にも書かれている。
 
自分も色々な本を読んだ時に、同じように興奮していたはずだ。
 

期待は感情の借金

まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへんていう『高揚感』を前借りして気持ちようなってもうてんねん。
 
でもそのうち、そんな簡単に成功でけへんいう現実にぶちあたる。
 
そんとき『先に気持ちよくなってたんやから、その分返してもらいましょ』て返済をせまられて、ヘコむことになるわな。
 
〜中略〜
 
自分の言うとおりや。そうやって人は生きていくねん。未来に期待して生きていくねん。期待がなくなったら、絶望してまうからなぁ。
 
けどなぁ………期待してるかぎり、現実を変える力は持てへんのやで。
 
『期待は感情の借金』
 
この言葉は頭を鈍器で殴られたようにひびいた。確かに本を読んだだけでは変われない。自分は何も変わってないのに、変われた気になってしまっていたことが多々ある。
 
これは昨日の記事で書いた習慣化などにも関係する。
 
変われると高揚した自分。走ったことない人が毎日30分走ろうとする。毎日2時間英語の勉強をしようと挑戦する。
 
低いレベルからではなく、高いレベルからはじめようとしてしまう。期待やモチベーションだけに頼って人生を変えよることは難しいのだ。
 

人生を変えるに行動しかない

今、自分は何かを学んで、知識を吸収して、成長しとる思てるかもしらんけど、本当はな、成長した気になっとるだけなんや。
 
ええか?知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変われへん。
 
人間が変われるのは、『立って、何かをした時だけ』や。
 
先週のセミナーを受けてから一週間がたった。この一週間はモチベーションも高く、人生を変えていける気がしていた。それでもまだまだ甘かった。
読んだから成功する本も、受けたから成功するセミナーも存在しないのだ。成長した気になってるだけじゃなく、成長したと確信がもてるように具体的な行動を起こさないといけないのだ。

 先週のセミナーでも言われたが「変えるべきは意識ではなく行動」。意識が変わっても、具体的な行動を変えなければ何も変わらないのだ。

我思う故に我あり

ちょうど良いタイミングで最終課題をむかえることができそうだ。今より早くても、今より遅くても駄目だった。
 
思えばこの本は発売当時に買い、ずっと積ん読本になっていた。思いつきでブログのネタにと読み出したが意味があったのだ。このタイミングで読むことに意味があったのだ。
 
これがシンクロニシティか。一回経験しだすと何にでも意味があるように感じてしまう。
 

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