ゆふいんの森号【完全レビュー】内装、座席、食事、予約方法、料金

博多から由布院(湯布院)まで「ゆふいんの森号」利用しました。車両からの眺め、ビュッフェ車両が楽しくして予約してでも乗る価値ありです。

「由布院に行く時はゆふいんの森号で行こう。絶対」

ネットを使えば通常価格より安く購入できます。由布院に行くなら絶対「ゆふいんの森号」に乗るべきです。今回の旅行で実感しました。

乗車時間は約2時間半ですが、このままずっと乗っていたいぐらい楽しかったです。

ゆふいんの森2号、3号に乗車しました

ゆふいんの森号は下り(博多から別府方面)では1,3,5号の奇数号車。上りでは2,4,6号の偶数号車になります。
ゆふいんの森号時刻表

今回の旅行では行き(博多から由布院)はゆふいんの森3号に乗車。帰り(由布院から博多)はゆふいんの森2号に乗車しました。

どちらの車両も特徴的で、乗っている時間が楽しくてたまりません。予約してでも乗る価値あります!

ゆふいんの森号の料金・安く予約する方法

博多から由布院までゆふいんの森号を利用すると通常料金で4,560円(乗車券 2,810円 特急券 1,750円)。でも、ネットを利用すると4,010円で購入できます。

ゆふいんの森号は人気があり、事前に予約しないとほとんど乗れません。僕が旅行したのは平日でしたが、席は予約で満席で当日販売はありませんでした。
ゆふいんの森号の切符を1番安く予約する方法は別記事にまとめていますので、そちらをどうぞ。

ゆふいんの森3号(キハ71系)

まずはゆふいんの森3号を紹介します。博多駅から由布院駅まで乗車しました。

ゆふいんの森は号によって車両の種類が異なります。ゆふいんの森3、4号は旧型のキハ71系です。
ゆふいんの森3号

旧型なので内装は少し古い感じですが、電車としては味が出ています。古いと言っても、車内はしっかり清掃されていキレイです。
内装

座席の表示にも年代を感じます。僕は特に電車好きというわけではないですが、こういう趣がたまりません。
座席の表示

天井のライト。明るすぎず、これまた雰囲気いいです。曇っている日は少し暗いかもしれませんね。
天井のライト

天井のライト2

トイレの利用状況がわかるようになっています。こういうサービスは新幹線でも導入してほしいな。
トイレの利用状況

足下にはフットレストが出てきます。長旅ではこういうちょっとした工夫がうれしいです。
フットレスト

車両間のスペース。壁が木目になっているので他の電車とは一味違います。高級感漂う。最新の新幹線もいいですが、こういう木のぬくもりはホッとします。
車両間のスペース

壁

非常灯

手すり

ゴミ籠が木で編みこまれています。これがプラスチック製のゴミ箱だったら気分が台無し。まわりの木目調の雰囲気を崩さないように配慮されているんです。
ゴミ籠

サロンスペース。ここには外に向かって腰掛けられる席が数席あります。絶景を眺めながらビールを一杯とか最高! 乗車後すぐは混み合いますが、時間がたってくると席も空いてきますよ。
サロンスペース

サロンスペースにはゆふいんの森号の歴史などを綴った手作りの本が置いてあります。パラパラめくるだけでも楽しめますよ。
ゆふいんの森号の歴史

本の中

ゆふいんの森2号(キハ72系)

ゆふいんの森2号を紹介します。由布院駅から博多駅まで乗車しました。

ゆふいの森1、2、5、6号の車両は新型のキハ72系を利用しています。

新型のキハ72系は内装が近代的です。シートが新しい。個人的には旧型のキハ71系より、新型のキハ72系の方が座りやすかったですね。
新型のキハ72系は内装

上の荷物置きは飛行機みたいに開くタイプ。電車でこのタイプ見たのは初めてでした。詰め込んでも荷物が落ちる心配がありません。
上の荷物置き

荷物置き 開いた状態

車両間のスペース。木目とスチールを程よく使い、レトロな雰囲気を演出。3号のフル木目も良かったですが、2号のレトロな雰囲気もいいですね。
車両間のスペース

ゴミ箱

ゆふいんの森号 絶景を楽しむオススメの座席位置

電車旅行の魅力のひとつは窓から眺める絶景ですよね。絶景を楽しむオススメの座席位置を紹介します。

絶景を楽しむオススメの座席選びのポイントは3つ。

  • 先頭車両最前列
  • 下り(1,3,5号)では進行方向の右手側の席
  • 上り(2,4,6号)では進行方向の左手側の席

先頭車両最前列

先頭車両最前列の席が空いてたら迷わずその席を予約しましょう。最前列では眼前を流れゆく景色が楽しめます。
先頭車両のからの眺め

具体的なシート番号を載せておきますので参考にしてください。

  • 下り(1,3,5号)は1号車の1A、1B、1C、1D
  • 上り(2、6号)は5号車の15A、15B、15C、15D
  • 上り(4号)は4号車の13A、13B、13C、13D

下り(1,3,5号)では進行方向の右手側の席

博多から由布院に向かうときは進行方向の右手側の窓際席に座るのをオススメします。

右手側の方が「慈恩の滝」がよく見えるんです。「慈恩の滝」付近では電車が徐行運転をしてくれますが、窓際の方が断然見やすいですよ。

「慈恩の滝」は大きな見どころのひとつなので、ぜひ最高の席から眺めてください。

もし、逆側の席しか予約できなかったら、サロンスペースの席から眺める景色もオススメです。

上り(2,4,6号)では進行方向の左手側の席

由布院から博多に向かうときは進行方向の左手側の窓際席に座るのをオススメします。

左手側の方が「慈恩の滝」がよく見えるんです。「慈恩の滝」付近では電車が徐行運転をしてくれますが、窓際の方が断然見やすいですよ。

ゆふいんの森号 ビュッフェ車両・食事・弁当

ビュッフェ車両には弁当、ロールケーキ、チーズケーキ、ビールなどが販売されています。

旅を楽しめるメニューがそろっているので、ゆふいんの森号に乗車したらぜひ利用してください!

ビュッフェ車両はかなり込み合います。並ぶのが嫌なら発車後すぐにビュッフェ車両に直行するか、ある程度時間がたってから行くといいですよ。

ただし、人気の品は売り切れてしまうので発車後すぐに行くのがおすすめです。

ゆふいんの森弁当

写真はゆふいんの森弁当(1,030円)。
ゆふいんの森弁当

ゆふいんの森弁当 中身

具沢山でごはんには鶏スープの味がしっかりとついています。今まで食べた駅弁の中で一、二を争う美味しさでした!

  • 味付けご飯(しめじと鳥スープ)
  • 煮物(かぼちゃ、ぜんまい、たけのこ、椎茸、人参)
  • 鶏唐揚げキャラメリーゼ
  • だし巻卵
  • 大根餅
  • さんま有馬煮
  • ザーサイ卵
  • コンニャクステーキ
  • 菜の花お浸し
  • セロリ生ふりかけ
  • 大根キンピラ
  • ゆべし
  • 抹茶団子
  • 羊羹のアマレットがけ

ゆふいんサイダー

写真はゆふいんサイダー。僕はジュースはあまり飲まないのですが、旅の気分を味わいたくて飲んでみました。一般的なサイダーに比べて甘味が抑えられています。大人にもオススメです。
ゆふいんサイダー

ゆふいんの森号 車内の無料サービス・イベント

ゆふいんの森号は単なる移動手段というだけでなく、移動時間も楽しめる演出が用意されています。

車掌の帽子をかぶって記念撮影

客室乗務員の方が車両をまわり記念撮影をしてくれます。

記念撮影では車掌の帽子をかぶせてくれ、ゆふいんの森号のプレートもった姿で撮影できますよ。子供なんかは凄く喜ぶサービスなんじゃないかな〜。

由布院の見どころを観光案内

由布院に到着する30分くらい前に、客室乗務員の方が由布院の見どころを教えてくれる観光案内があります。

希望者の方はサロンに集合。初めて由布院に行く人は聞いておいて損はないですよ。

湯布院の観光に関しては当ブログでも情報をまとめています。よかったら参考にしてください。

ゆふいんの森号 復旧開通(2018年7月14日から)

久大本線の光岡駅~日田駅間の橋梁流出により、ゆふいん森号は一部運休していました。

2018年7月14日から全線復旧開通。通常ルートでの走行が再開しました。

ゆふいんの森号 切符付きツアー

ゆふいんの森号に乗って、日帰り旅行ってことはないですよね?

湯布院でホテルを予約するなら、ツアー旅行にした方が若干お得になるケースが多いですよ。

近畿日本ツーリスト(首都圏発、関西発、中部発)

旅行会社 近畿日本ツーリストでは首都圏から飛行機付きのプランが5万円前後からあります。

関西から新幹線付きのプランは4万3千円前後から。中部地方から新幹線付きプランは5万5千円前後からありますよ。

すべてきホテル、朝食、夕食付きのプラン。別々に手配するよりもツアーの方がお得なケースほとんどです。

阪急交通(福岡博多発)

福岡発のツアーなら阪急交通社が豊富です。

また、メールマガジン「阪急たびマガ」に登録しておくと、読者限定の商品を予約できるようになります。

我思う故に我あり

せっかくの由布院旅行。少し高くはなりますが,バスよりもゆふいんの森号で行くのがオススメです。

車内を探索したり、食事をする面白さ。なにより移動そのものが旅の思い出になるからです。鉄道好きのお子さんなどがいるならなおさらですよ。

事前にネットで予約すれば、乗車料金を抑えることができます。ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。

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